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担当者コラム

第三十四回 横浜美術館子どものアトリエ「教師のためのワークショップ」開催!

2017.09.21

こんにちは!
今回はいつもとはちょっと違う視点で、この夏に開催した大人向けワークショップをレポートします。

 

7月23日(土)、24日(日)の二日間、横浜美術館子どものアトリエにて「教師のためのワークショップ2016 夏期講座」が開催されました。子どものアトリエでは毎年、子どもの発達を造形としてどうとらえるかをテーマに、春と夏の二回、幼児・初等・養護教育に携わっている方々を対象とした講座を実施しています。

この夏は、講師による講演及び実技ワークショップや、絵の具やクレヨンを使った「描画についての実習」、「粘土の実習」「紙の実習」を二日間に分けて行い、多くの先生にご参加いただきました。

 

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当日の様子

上段:絵の具を使った実習、光る絵の具を使った実習
下段:粘土を使った実習、紙を使った実習作品

 

 

その中より初日午前中に行われた講演会をご紹介します!

 

「テーマを理解するためのワークショップと講演 ―関わる、かたちにであう、見たてる―」と題し、横浜市民ギャラリー主席エデュケーターの三ツ山一志が講師となり、講演とワークショップを行いました。

 

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前半は幼児教育の現場での体験談や“気持ちを育てることの大切さについて”など、一時間程の座学を開催しました。印象に残った事柄を、私のスタッフメモより講師の言葉を引用してご紹介します!

 

------------------(以下抜粋引用)

 

・差はありますが3歳頃より喜怒哀楽の表現も含めた言葉のやりとりが始まり、内面の話が出来るようになります。ここでいう内面とは「思う」という心の動きで、自分の心が感じたことを頭で考え、言葉や身体を使って表現し、相手に伝えるという行動に繋がります。 

 

・言葉は表現の基礎基本となるため「自分の思いを伝えること」を学ぶ場が大切です、感じたことを絵の具等の素材を使って作品にすることから言えば美術表現も同じです。

 

・私たちは、子どもの成長に出会える職業に就いています。いつかは大人になる子どもたちが成長した時、出来ることが多い方がやりたい事の自由度も増し、その体験の場として造形教育があります。

 

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途中、会場の先生方がうんうんと大きく頷く姿が印象的でした。

 

 

後半は画用紙などシンプルな素材を使い、帽子を作るワークショップが行われました。

 

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前半の緊張気味な雰囲気から一転!会場にお花畑が広がりました!!

大切な講演の事柄を伝えながら、緊張させない空気作りって大事ですね~。

 

私は様々な現場で「トム・ソーヤの冒険」に出てくるペンキ塗りのワンシーンを思い出します。面倒なペンキ塗りの仕事を楽しげに行ううち、通りかかった友人が手伝ってくれるという有名な一説です。捉え方はそれぞれですし、けして造形活動が面倒というわけではありません。
大変だな、面倒だな、分からないからやらない、と思う場面でも気持ちを切り替えることで楽しく感じる時があります。美術や造形の現場ではとても大事な事柄です。
そんなきっかけ作りの名人になりたいなぁ、と改めて感じた一日でした!

 

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 ポセイドン出現!!

ではなく講師の三ツ山です。

 

まだまだ自分自身は経験は浅いですが活動の中で教えられることが多く、講演で話されていた「手や体を動かさないと心も動かない」という言葉が心に響く日々です。
来館する子どもが自分にとって先生の様に感じることもあります。

 

子ども先生たち!美術館でまってるよ〜!

 

 

横浜美術館
子どものアトリエスタッフ
大岩久美