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担当者コラム

第三十三回 五感をつかって撮ってみよう! 「さわって、かいで、撮って、焼く-体感写真-」ただいま挑戦中!

2017.11.25

現在、横浜市民ギャラリーあざみ野では、小学校高学年を対象としたワークショップ「さわって、かいで、撮って、焼く-体感写真-(全3回)」を開催しています。

 

ワークショップの初回、講師の齋藤さんが、

「五感をつかって、人の記憶のような写真を撮ろう」と話しました。

 

 azamino

 

 人の記憶には、目で見たものだけでなく、

匂いをかいで思い出す記憶や、音をきいて思い出す記憶があります。

写真には「記録」という機能もありますが、

五感をつかって撮ることで、

その時の匂い、その時の音、その時の感触も

写してみよう、という挑戦です。

 

 azamino

 

 最初は緊張気味だった子どもたちも、なんだか楽しみになってきた様子。

 

 

具体的に、どうすると五感をつかって撮ったことになるのでしょうか?

 

 azamino

 

 何をしているところか分かりますか?

今回は、暗い部屋で、さらに目隠しをして、

モチーフが何かわからない状態で、

さわったり、かいだり、音を出してみたりして、

いくつかあるモチーフを確かめながら、気になるものを撮影しました。

 

暗い部屋の中で、子どもたちが一番怖がったのは、

たわしでもなく、氷の塊でもなく、桃でした。

ザラザラとした皮の感じや、ところどころ皮がむけてグチャっとした手触りが

なんとも気持ち悪かったようです。

「なんだこれは!!!!」とお騒ぎ。

ひとこと、「匂いをかいでごらん」と声をかければ「なーんだ!」と

わかって安心した様子。

私たちは普段、目で見てわかることが多いですが、

目で見なくても、五感をつかってわかることを実感します。

 

その後は、部屋を明るくして、

今度は自分の目で見て、気になるモチーフを撮影しました。

子どもたちは、モチーフの角度などにこだわって、撮影していました。

 

 azamino

 

 最後は、各自フィルムカメラを借りて、次回までに撮影してくることに。

ルールは、「さわったり、においをかいでから、撮る」というもの。

みんなどんな写真を撮ってくるのか、楽しみですね。

 

今回のワークショップでは、フィルムカメラをつかうことも一つのテーマ。

「フィルムって何?」という世代の子どもたちに、説明をします。

デジタルカメラは、撮ってすぐに画像が見られますが、

フィルムカメラは、最後まで何が写っているかわかりません。

撮影できる枚数も全然違います。

 

azamino

 

  

この感覚の違いが、子どもたちにどこまで伝わるのか最初は心配でしたが、

案外すんなり理解しているようでした。

  

2回目はフィルムの現像、3回目は焼く(プリント)作業を行い、

完成した写真は、「あざみ野こどもぎゃらりぃ2016」で展示する予定です。

子どもたちが五感をつかって撮影した写真を、ぜひ、観にいらしてください!

 

 

azamino

浅岡なつき(横浜市民ギャラリーあざみ野)