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担当者コラム

第八回 子どもって ∞(無限) です

2017.07.29

2013年11月5日

11月に入り、寒くなってきましたね。

8回目は『こどものいる風景~活動現場から』は横浜市磯子区民文化センター杉田劇場のレポートです。

 

杉田劇場は横浜市の中でも南に位置する磯子区の、やっぱり南側にあるJR「新杉田駅」目の前の文化施設です。

杉劇(杉田劇場の略)で『子どもがいる風景』といえばやっぱり「ひよこ♪コンサート」!

 

「ひよこ♪コンサート」って??

「音楽に触れさせたいけど未就学児が入れない…」というママパパの声に応える音楽会。

“0さいからの小さなコンサート”というサブタイトルの通り、新生児から入場できる約60分の休憩無しの音楽会です。

 

年に3~5回行っている「ひよこ♪コンサート」。公演当日のロビーは子どもの楽園さながら!よちよち歩きから幼稚園児まで元気一杯に走り回ります。

 

 

コンサートが始まって、出演者の「こんにちはー」の声に応えて巻き起こる、泣き声&叫び声(笑)入り交じる挨拶の声。

これこれ、これがひよこ♪コンサート!普通だったら「うちの子がうるさくして迷惑にならないかしら…」と心配になる方が多いかと思いますが、それはみんな一緒。「ひよこ」ではそんなことは気にせず、出演者と一緒に声を出して歌って、踊りだして楽しんじゃいます!

 

おや、杉田劇場に集まる子ども達の声にひかれて「すぎらいおん」がやってきました!

 

 

吹奏楽の指揮を振り始めるマエストロすぎらいおん。

 

 

そして、コンサートの最後にはみんなで「ばいばーい!!」

 

 

子どもたちへ情操教育として何か聴かせてあげたい、親は我が子を思いいろいろと考えます。

その時に企画側が考えるのは「童謡・唱歌」「クラシック音楽の名曲」「テレビで聴いたことのある曲」などなど…こういった「知っている人が多い名曲」は生の演奏会の会場でも、ぜひ聴いてほしいものです。

 

…ですが、もうちょっと、もう一歩。「世界にはこんな音楽・パフォーマンスもあるんだよ!」ということを子どもに伝えたい!知ってほしい!「杉劇のひよこ♪コンサート」はそんなことを考え、音楽自体の魅力に加え「音楽の渡し方(演出・構成)の工夫」を一番大事にして企画を練ります。

 

 

ただ、子どもたちの反応は正直で本当に様々です。途中までじっと聴いてて遊びだす子、そもそもあまり聴くつもりが無い子、眠くて眠くて仕方がない子…こちらがどんなに工夫をしても思ったとおりの反応なんて返ってくるわけもありません。

それもそのはず。子どもがお母さんのお膝の上で舞台上だけを見ながら60分じっとしてる…「演奏会ではお行儀よく」なんてやっぱり大人の考え方。子どもは自分のしたいようにしたいのです。(子どもっていいなぁ!)

 

ですが、ホールの階段を登り降りしながら聴いた音楽は子どもの数だけ違うカタチになり、「あの日聴いた歌」となって子どもたちのどこかに残るはず。なぜなら、子どもの受け取るチカラは無限大、それに応えるアート(芸術)のチカラも無限大!なんですから。

 

「ひよこ♪コンサート」でそんなアートのチカラ、音楽のチカラ、そして目の前にいるご自分の子どもの無限のチカラに触れてみませんか?

その時は感じられなくても5年後、10年後にきっと感じられるはず…。

 

 

 

横浜市磯子区民文化センター 杉田劇場

鎌形 昌平